鉄道コム

鉄道コらム

鉄道ファンの「今訪れてみたい廃線」ランキング 2位は東急東横線旧線、1位は?

2023年4月14日(金) 鉄道コムスタッフ

鉄道コムと鉄道旅行誌「旅と鉄道」は、共同企画として「私の好きな〇〇」の投票を実施しています。今回ご紹介するのは、2023年2月10日から3月1日まで実施した「今訪れてみたい廃線」。投票者のコメントとともに、上位を獲得した路線をご紹介します。

もっとも票を集めた「今訪れてみたい廃線」は?
もっとも票を集めた「今訪れてみたい廃線」は?

3位を獲得したのは、名鉄三河線の両端区間。現在も猿投~知立~碧南間で運転されている三河線ですが、2004年以前は猿投~西中金間、碧南~吉良吉田間も運転されていました。廃止されたこの両端区間は、合理化のため、大手私鉄では珍しいディーゼルカーで運転されていたのが特徴。ユーザーからは、この車両に触れたものや、今も残る吉良吉田駅の三河線ホームに郷愁を覚えるといったコメントが寄せられました。

2位となったのは、横浜近辺の東急東横線旧線。2004年に開業したみなとみらい線に代わり廃止された横浜~桜木町間で、近隣にはみなとみらい線直通のために地下化された東白楽~横浜間の地上線跡も残されています。「都会の廃線といった感じでいい」といった現状に対するコメントのほか、「残っていたら東武西武メトロ等の車両が走っていたんだよな」と、歴史のifを想像するコメントなどが寄せられました。

一部が遊歩道として整備されている東横線旧線
一部が遊歩道として整備されている東横線旧線

そして、1位に選ばれたのは、信越本線の横川~軽井沢間。1997年に廃止された、「ヨコカル」の別名を持つ区間です。国鉄→JRでは最急勾配となる66.7パーミル(1000メートル進むと66.7メートル上る勾配)を有しており、EF63形電気機関車など、この区間専用の機関車が用意されていました。

ユーザーからのコメントは、「言うまでもなく聖地」「EF63が力強く山を登る姿がとても勇ましい」といったものが多数。現在は一部区間が遊歩道「アプトの道」として整備されていることに触れ、手軽に訪問できることを評価するコメントも寄せられました。

また、「一般公開されていないので無理ですが、熊野平~軽井沢間を歩いてみたい」と、「アプトの道」の先も踏破したいというコメントがありました。こちらについては、「廃線ウォーク」ツアーが定期的に開催されているので、有料ではありますが訪問可能。遊歩道として整備されていない「生」の廃線跡を楽しむことができます。

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

関連鉄道リポート

鉄道コムおすすめ情報

画像

ラストランは2月10日

「青胴車」5001形は2月10日にラストラン。引退前の「乗車会」開催や、引退記念グッズ発売も。

画像

「T4編成」展示へ

1月で引退の「ドクターイエロー」T4編成、先頭車がリニア・鉄道館で保存へ。6月に展示開始予定。

画像

幻の東京圏「改良計画」とは?

1950年代の国鉄は、東京圏を今と違った形に改良する計画を持っていました。その中身とは?

画像

「サステナ車両」5月デビュー

元小田急の西武8000系が、車両基地を出場。デビューは2024年度末から2025年5月末に変更。

画像

撮影スタイルとレンズ選び

撮影スタイルにあったレンズ選びについて、プロカメラマンが解説! 今回は、標準~望遠・超望遠レンズ編です。

画像

1月の鉄道イベント一覧

2025年も鉄道コムをよろしくお願いします。1月の計画立案には、イベント情報をどうぞ。

画像

イベント投稿写真募集中!

鉄道コムでは、臨時列車や基地公開など、さまざまなイベントの投稿写真を募集中! 投稿写真一覧はこちら。