子ども向けのおもちゃとして、60年以上の歴史を持つ「プラレール」。タカラトミーは13日、新たに大人向けのプラレール「プラレール リアルクラス」を展開すると発表しました。
この「リアルクラス」は、子ども向けの触って遊ぶおもちゃではなく、大人向けの飾って楽しむ製品がコンセプト。塗装や造形を細部まで追求したほか、屋根上やパンタグラフを交換可能とするなど、これまでのプラレール以上に見た目にこだわった製品となっています。
第1弾として登場するのは、185系「踊り子」と、小田急ロマンスカー3100形「NSE」の2つ。まだ臨時列車で現役の185系はともかく、20年前に引退したNSEが選ばれるあたりが、ターゲット年齢層の高さをうかがわせます。
これまでにも、タカラトミーやその前身のトミーでは、1970年代に「スーパーレール」、2010年代に「プラレールアドバンス」という、対象年齢が高めのおもちゃを展開していました。ただし、前者はプラレールと互換性はなく、後者はレールこそ共通なものの、サイズはプラレールの半分と、同じ規格でのブランド展開はありませんでした。
また、185系のプラレールといえば、過去にも「おどりこ号」や「新幹線リレー号」として製品化されていたことがあります。が、当時のものは「東海型急行電車」(165系)を塗り替えた珍品。本物そっくりの185系を求めていたプラレーラーにとっては、ようやく、といったところでしょうか。
プラレール リアルクラスの発売日は、2023年6月22日。レール付属の4両セットで、価格は7700円です。