今週(4月24日~30日)1週間の鉄道ニュースの中から、鉄道コム注目の話題をご紹介。まずは、「青梅鉄道公園」の話題です。
JR東日本などは26日、青梅鉄道公園をリニューアルすると発表しました。コンセプトは「中央線・青梅線の鉄道の歴史を伝える学びの場」。老朽化した記念館を建て替えるほか、車両の追加や見直しも検討しているといいます。
筆者が気になるのが、車両の追加や見直し。コンセプトを鑑みると、豊田車両センターで保存されている201系の先頭車が、新たに展示車両に加わるかもしれません。中央線がメインの列車ではありませんが、長野車両センターで長年留置されている「成田エクスプレス」初代車両の253系も、ここに加わる可能性もあります。
一方で、展示車両の見直しによって、同園から搬出される車両もあるかもしれません。現在展示されている車両は、0系新幹線やクモハ40形、ED16形電気機関車のほかは、すべて蒸気機関車。中央線や青梅線とは縁が薄い車両ばかりですが、8620形やC11形のトップナンバー、戦後唯一の国鉄新造蒸気機関車であるE10形など、地味ながら貴重な車両が並んでいます。仮に同園での展示が終了となっても仕方ありませんが、他の施設での保存・展示が続くことが望まれます。
もう一つご紹介するのは、東武634型「スカイツリートレイン」の話題。普段は団体列車や多客臨時列車として走ることが多い車両ですが、4月24日から28日までは、野岩鉄道の定期普通列車で運転されました。
このスカイツリートレインによる運用は、野岩鉄道が保有する6050型2本が、ともに検査などで運用を離脱したことによるもののよう。同社の61103編成がリニューアル改造を受ける中、61102編成も検査時期になったため、運用可能な車両が他になく、スカイツリートレインが登板したようです。
スカイツリートレインの運用は、残念ながら平日5日間のみで終わってしまいました。展望車両で眺めが良いこの車両、ふたたびの運用が期待されます。