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西鉄貝塚線の車両が近々置き換えへ 7050形16両が転属予定

2023年7月8日(土) 鉄道コムスタッフ 西中悠基

西日本鉄道は、2022年度分の「移動等円滑化取組報告書」において、貝塚線の車両置き換えについて言及しました。

貝塚~西鉄新宮間を走る貝塚線では、現在は600形2両編成8本が使われています。この形式は1962年にデビューしたもので、当初は本線格である(現在の)天神大牟田線で運用されていました。貝塚線(当時は宮地岳線)への転属が始まったのは、1990年のこと。以降、路線の一部廃止による車両削減や追加転属などを経て、2015年以降は貝塚線の全列車が600形による運用となっています。

2023年現在の貝塚線の主力、600形
2023年現在の貝塚線の主力、600形

今回の報告書においては、2025年度から2027年度にかけて600形16両(全編成)を廃車し、車両再生工事を実施した7050形16両を導入する、と記載されました。

7050形は、ワンマン運転に対応した2両編成の車両。2003年にデビューし、甘木線などで使用されています。この形式は、制御装置にVVVFインバータ制御を採用。転属すれば、貝塚線では初めてのVVVF車となります。

現在の西鉄の車両は、7050形以前の天神大牟田線系統の車両は「アイスグリーン」、貝塚線の車両は「オキサイドイエロー」の塗装をまとっています。7050形が転属した際には、この貝塚線の色に塗り替えられるのでしょうか。また、7050形の在籍数は9本18両で、転属しない車両が1本残る計算に。この編成の扱いも気になるところです。

 

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