今週(7月17日~23日)1週間の鉄道ニュースの中から注目の話題をご紹介。まずは、鉄道ファン以外でも話題となった、東海道新幹線の車内チャイムについてです。
7月21日、東海道新幹線の車内チャイムが、新しいものに変更されました。新チャイムの原曲はUAさんが歌う「会いにいこう」。ビジネス利用者の感謝・応援企画「会いにいこう」キャンペーンのために岩崎太整さんが書き下ろした曲です。
20日まで使われていた曲は、TOKIOの「AMBITIOUS JAPAN!」。2003年9月の品川駅開業にあわせたキャンペーンでCMソングに使用していたもので、20年弱の間使われてきたことになります。
東海道新幹線では、開業時には「鉄道唱歌」が使われ、後にオリジナルチャイム、4点チャイム、さらに続くいわゆる「ひかりチャイム」や「のぞみチャイム」(2種類)、そして「AMBITIOUS JAPAN!」(2種類)と、これまでに計7種類(始終着用と途中駅用は別に計上)が使われてきました。8つ目となる今回の「会いにいこう」も、惜しまれつつも使用終了となった「AMBITIOUS JAPAN!」のように、愛されるメロディとなるのでしょうか。
もう一つご紹介するのは、東京都が運行していた、上野動物園内のモノレールのニュース。1957年に開業したこの路線ですが、東京都交通局は21日、この路線の廃止届を国土交通省に提出しました。
とはいえ、この路線は2019年から運休状態で、既に乗ることはできません。車両の老朽化のみならず、路線設備自体の老朽化もあっての運休ですが、都では代替交通手段の整備計画を進めており、2026年度中の供用開始を予定しています。今回の廃止届の提出で、新しい乗り物は法律上の「鉄道」ではなくなるようですが、約3年後にはふたたび上野動物園内を走る乗り物が見られることになりそうです。