鉄道コム

鉄道コらム

いよいよ「甲子園」スタート、駅メロも高校野球仕様に 今週一週間の鉄道注目ニュース

2023年8月6日(日) 鉄道コムスタッフ 西中悠基

今週(7月31日~8月6日)1週間の鉄道ニュースの中から、注目の話題をご紹介。まずは、全国高等学校野球選手権大会、いわゆる夏の甲子園にかかわる鉄道の話題についてです。

今日8月6日に始まった夏の甲子園。全国の地方大会を勝ち抜いた競合たちが、優勝を目指して競い合います。この選手権開催にあわせ、甲子園球場の最寄りである阪神電車の甲子園駅では、列車の接近メロディーが「フォトグラフ」に変更されています。

阪神の電車
阪神の電車

この曲は、ABCテレビ「熱闘甲子園」のテーマソングとして使われているもの。阪神電車の通常のメロディーと同じく、ミュージシャンの向谷実さんがアレンジしています。この曲が使われるのは、大会終了までの間とのこと。開催中、高校野球の応援に行かれる方は、駅のメロディーにも耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

もう一つご紹介するのは、交通系ICカード「Suica」「PASMO」の話題。JR東日本や、PASMO協議会に加盟する私鉄各社は、7月31日、「記名式」のSuica・PASMOの新規発売を8月2日から当面の間とりやめると発表しました。

発売中止となる・すでに発売を中止しているカード(画像:JR東日本)
発売中止となる・すでに発売を中止しているカード(画像:JR東日本)

カードの発売中止は、半導体不足によるもの。各社では6月、カードに名前を設定しない「無記名」のSuica・PASMOの新規発売取り止めを発表していましたが、今回さらに対象が拡大される形となりました。定期券の新規購入や、カードの障害・紛失再発行はこれまで通り可能ですが、Suica・PASMOの「無記名」「記名式」に相当する機能のみを新規で利用したい場合は、しばらくはモバイル版を使うしかない状態です。

半導体の不足は、新型コロナウイルスの影響などを受けたもので、世界的に影響が広まっています。PCやサーバーに使われる半導体の不足はすでに解消されているとのことですが、産業機器向けなどでは依然として供給不足が続いています。鉄道業界でも、中央線快速電車用グリーン車の製造遅れや、ホームドアの整備遅延といった影響が出ています。今後の供給についてはさまざまな予測が出されていますが、とにかくこれが改善されるまでは、鉄道以外も含めて市民生活への影響が続きそうです。

 

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

関連鉄道コらム

関連鉄道イベント情報

関連鉄道未来ニュース

鉄道コムおすすめ情報

画像

高崎・盛岡に新型気動車

ハイブリッド気動車「HB-E300系」2025年度下期デビュー。八高線や釜石線などに投入。

画像

東武の車両「記録推奨度」

この車両、いつまで走る? 引退が危ぶまれる車両や、見た目が変わりそうな車両をご紹介。今回は東武編です。

画像

4000系が「機関車風」塗装に

「西武秩父線開通55周年記念車両」11日運転開始。4000系をE851形を模した塗装に変更。

画像

撮影スタイルとレンズ選び

撮影スタイルにあったレンズ選びについて、プロカメラマンが解説! 今回は、高倍率ズーム・広角レンズ編です。

画像

京都鉄博に381系

12月12日~17日に特別展示。16日までは、一部で「スーパーくろしお」色ラッピングも実施。

画像

11月の鉄道イベント一覧

数百件の情報を掲載中。鉄道旅行や撮影の計画には、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。