8月26日、いよいよ宇都宮を走る路面電車「芳賀・宇都宮ライトレール」が開業します。
この路線を運行する宇都宮ライトレールでは、開業日当日は特別ダイヤで運転すると発表。一般乗車できる始発列車の運転時刻は、早朝ではなく15時台になるとしています。
15時台は、宇都宮駅東口停留場15:00発、15:05発、15:15発、15:30発、15:35発、15:45発の下り6本と、芳賀・高根沢工業団地停留場15:00発、15:15発、15:30発、15:45発の上り4本を運転。16時以降は、上下とも約15分間隔での運転となります。
15時台と16時台に宇都宮駅東口停留場を発車する下り列車については、同停留場からの乗車人数を120人に限定。当日朝8時から、停留場付近にて乗車時間を指定した整理券を配布します。その他の停留場からの乗車には整理券は不要ですが、同社では「開業日は大変な混雑が予想されます」としており、停留場への入場制限を実施する可能性もあるとしています。また、乗降時間の短縮のため、同社では可能な限り交通系ICカードで乗車するよう呼び掛けています。
当日は、一般営業の開始前に、式典やパレードが開催されます。11:00~11:35には、宇都宮駅東口停留場付近で「発車式」を開催。11:40~12:10には、鬼怒通りでパレードを開催する予定です。また、12:10以降に、平石、清原地区市民センター前、芳賀・高根沢工業団地の各停留場にて、「ライトラインフラッグ授与式」および「到着式」が予定されています。
新線が開業する場合、始発列車は通常ダイヤ通り早朝に運転されることがほとんどですが、今回のライトラインのように、特別ダイヤでの運転とする会社も時折見られます。たとえば、岡山県を走る井原鉄道は、1999年(平成11年)1月11日に開業。ゴロ合わせの一環として、始発列車は11時11分11秒に発車しています。