10月20日、JR各社が冬の臨時列車の運転計画を発表しました。今回は高崎地区のSL列車に、普段とは異なる列車名が見られました。
高崎地区のSL列車は、上越線では「SLぐんまみなかみ」、信越本線では「SLぐんまよこかわ」という名称で運転されるのが一般的です。しかし今回は、上越線では「SLぐんま伊香保」、信越本線では「SL湯らりーといそべ」という名称での運転に。上越線では、通常は高崎~水上間1往復の運転が一般的ですが、今回は高崎~渋川間2往復の運転に変わっています。
JR東日本 高崎支社の広報担当者に聞くと、上越線のSL列車は、「冬季は降雪のおそれがあるため、基本的には運転していない」と説明します。一方で、降雪の影響を受けやすいのは水上駅寄りの一部区間に限られるので、今回は影響を受けないエリアでSLを走らせようとなったのだそう。伊香保温泉への最寄り駅である渋川駅まで走らせることで、温泉利用者の誘客を図るとしています。
信越本線のSL列車「SL湯らりーといそべ」については、地図の「温泉マーク」が磯部温泉発祥であることを記念したイベントにあわせ、これを運転するということ。列車名は、温泉を想起させる「湯」や、ゆったりとした旅などを連想させる「ゆらり」などを盛り込んだ列車名としたと、広報担当者は説明しています。
SL列車ではありませんが、高崎支社管内では他にも、信越本線の「EL横川ナイトパーク」「DL横川ナイトパーク」、両毛線の「EL両毛」「ELあしかが」と、先述したSL列車の対となる「ELぐんま伊香保」「EL湯けむり碓氷横川」の運転が発表されています。