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JR九州の新D&S列車は「脱・従来デザイン」? 今週一週間の鉄道ニュース

2024年2月25日(日) 鉄道コムスタッフ 西中悠基

今週(2月19日~25日)一週間の鉄道関連ニュースから、鉄道コム注目の話題をご紹介します。まず1本目は、JR九州の新D&S列車「かんぱち・いちろく」についてです。

JR九州の新D&S列車「かんぱち・いちろく」(イメージ)
JR九州の新D&S列車「かんぱち・いちろく」(イメージ)

JR九州は今週、「かんぱち・いちろく」の車両デザインや席区分、運転開始日などについて発表しました。デビュー日は4月26日。博多~別府間を久大本線(ゆふ高原線)経由で、月・水・土曜に博多駅発の「かんぱち」を、火・金・日曜に別府駅発の「いちろく」を運転します。

車両の外観は、つやのある黒を基調としたデザインに、ゆふ高原線の路線図をモチーフとしたゴールドライン、駅名によるエッジラインを配置。車内には、ボックスシートや畳個室などの座席が用意されているほか、2号車はラウンジ・ビュッフェスペースとなっています。

この車両のデザインは、鹿児島のデザイン会社IFOOが担当。これまでの同社の車両は、その多くがドーンデザイン研究所の水戸岡鋭治さんがデザインを担当してきましたが、今回その流れから変わることに。2023年にデザイン担当者が発表された当時から話題となっていました。実際に発表されたデザインは、外装に水戸岡さんデザイン車両のようなレタリングがありつつ、一方で窓からは外の景色を楽しめるようになっていたりと、従来路線を踏襲しつつも、新たな面を見せたような形となりました。

もう一つは、宇都宮ライトレール(ライトライン)の話題。2023年8月に開業した、日本で最も新しい路面電車路線ですが、4月にダイヤ改正を実施すると発表。快速電車の運転開始が盛り込まれました。

宇都宮ライトレール「ライトライン」
宇都宮ライトレール「ライトライン」

全扉での乗降を可能にしたつくりや、道路と並走していながら独立した軌道敷を設けた区間の敷設など、従来の路面電車よりも定時性・速達性に配慮して整備されたライトライン。しかし、開業からこれまでの間は、旅客や乗務員、道路上を走るクルマのドライバーが不慣れなことから、「習熟期間」に位置付けられていました。今回発表されたダイヤ改正では、快速運転の開始のほか、平日は所要時間を全線で約4分短縮するということ。いよいよライトラインの本領発揮となります。

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