3月16日、北陸新幹線の金沢~敦賀間が開業します。これを記念して、航空自衛隊のアクロバットチーム「ブルーインパルス」が、北陸新幹線の沿線で展示飛行を実施する予定です。
ブルーインパルスは、宮城県の松島基地を本拠地とする飛行隊。軽快な機動が可能な練習機「T-4」を使用しています。この機材は、他の部隊に所属するT-4と異なる白地にブルーの塗装が特徴で、アクロバット飛行用にスモークを出すことも可能です。
各地の航空自衛隊基地で開催される航空祭で演技が見られるブルーインパルスですが、その他のイベントにあわせた飛行も年に数回程度実施しています。その一つに選ばれたのが、今回の北陸新幹線の延伸開業。延伸区間のうち、新たに新幹線駅が開業する小松、加賀温泉、芦原温泉、福井、越前たけふ、敦賀の各駅上空で、展示飛行を実施する計画です。
基本的には編隊を組んで直線状に飛び続ける航過飛行となりますが、福井駅と小松駅の上空では、スモークで空に絵を描く演目を実施する予定。「ハート」や「さくら」など、それぞれの場所で計6種類の実施が予定されています。
ブルーインパルスは、小松基地を12:35に離陸。12:36頃に加賀温泉駅、12:38頃に芦原温泉駅、12:40頃に福井駅、12:42頃に越前たけふ駅、12:45頃に敦賀駅の上空を通過。ここで折り返し、12:46頃に敦賀駅、12:49頃に越前たけふ駅上空を再び通過します。福井駅上空では、12:55頃~13:10頃に演目を実施。13:12頃に芦原温泉駅、13:14頃に加賀温泉駅の上空を通過し、13:20頃~13:35頃に小松駅上空でも演目を実施します。編隊は、往路はスモークなし、復路はスモークありで飛行する予定です。
なお、残念ながら当日の天候が悪化した場合には、フライト内容の変更や、キャンセルとなる場合もあるようです。ハレの日となる新幹線開業日、天気も良いものとなるでしょうか。