JR北海道は2月28日、2013年7月に配電盤の出火事故を起こし、運転を中止していたキハ283系の事故編成の使用を再開すると発表した。
出火事故は、2013年7月15日(月・祝)の札幌発釧路行き、特急「スーパーおおぞら3号」で起きた。火元は、同列車のキハ283系3号車(キロ282-2号)の空調制御用配電盤で、配電盤内の端子がネジの締め付け不足で緩んだことが原因。当該車両はその後、必要な処置と第三者機関による検証を実施し、このほど完了した。同社では、ほかのキハ283系車両とあわせて、予備車両、増結用車両として使うとしている。
特急「スーパーおおぞら」は、事故発生後、札幌~釧路間で上下各2本を運休。上下各5本の運転になった。2013年11月に一部でダイヤを変更し、上下各6本になったが、事故前の本数には戻っていない。