鉄道コム

山形新幹線にお座敷車両、車内に足湯も

2014年3月4日(火)18時53分

「とれいゆ」(外観イメージ)
「とれいゆ」(外観イメージ)

JR東日本は4日、山形新幹線に観光用車両「とれいゆ」を2014年7月に導入すると発表した。秋田新幹線の初代車両E3系を改造し、車内に足湯を設けるなど、新幹線車両としては初めて、乗ること自体を目的とする列車を運転する。

「とれいゆ」は、列車の英語「トレイン」と、太陽を意味するフランス語「ソレイユ」を合わせた造語で、車両は、秋田新幹線から退いたE3系6両編成を改造する。6両のうち、1両は「足湯」車両とし、紅花色の湯船2槽を設け、乗客が足湯に入りながら車窓を眺められるようにする。その隣の車両は、畳の座敷やバーカウンターを設置した「湯上りラウンジ」。このほか、「お座敷指定席」を3両、普通指定席を1両連結する。外観は、山形の主峰「月山(がっさん)」をモチーフとし、グレー系のグリーンを基調に、山形新幹線「つばさ」のラインカラーである濃緑色を流線と円弧で表現する。「とれいゆ」は、新幹線車両初となる「乗ること自体が目的となる列車」。臨時列車として、福島~新庄間を中心に、土休日など年間120日程度運転する。

同社は、山形新幹線「つばさ」用E3系車両(1000番台・2000番台)の外観デザインの変更も発表した。従来のシルバーメタリックから一新し、先頭部と天井部は紫色、側面は白色に。先頭車両の側面には、それぞれ山形の四季を表すシンボルマークをデザインする。2014年4月以降に塗り替えを始め、同月下旬ごろに運転を始める。対象は、山形新幹線E3系全編成で、2016年度末までに完了させる。

2014年3月4日(火)18時53分更新
 

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

鉄道コムおすすめ情報

画像

高崎・盛岡に新型気動車

ハイブリッド気動車「HB-E300系」2025年度下期デビュー。八高線や釜石線などに投入。

画像

東武の車両「記録推奨度」

この車両、いつまで走る? 引退が危ぶまれる車両や、見た目が変わりそうな車両をご紹介。今回は東武編です。

画像

4000系が「機関車風」塗装に

「西武秩父線開通55周年記念車両」11日運転開始。4000系をE851形を模した塗装に変更。

画像

撮影スタイルとレンズ選び

撮影スタイルにあったレンズ選びについて、プロカメラマンが解説! 今回は、高倍率ズーム・広角レンズ編です。

画像

京都鉄博に381系

12月12日~17日に特別展示。16日までは、一部で「スーパーくろしお」色ラッピングも実施。

画像

11月の鉄道イベント一覧

数百件の情報を掲載中。鉄道旅行や撮影の計画には、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。