JR北海道は4日、函館本線の大沼~森間のうち、渡島砂原駅を経由する通称「砂原線」で、軌道強化工事を実施すると発表した。
工事区間は、砂原線約35キロ中約19キロ。木製のマクラギからコンクリート製の「PCマクラギ」に交換する。交換する数は約2万7000本で、期間は2014年4月から同11月まで。同社の安全基盤強化工事の一環としておこなう。
PCマクラギは、木製のものに比べて重く安定性があり、軌道のズレが生じにくいのが特徴。木と違い、腐食・腐朽がないことから耐用年数が長く、保守費の削減にもつながるという。
同社では、今回の工事にともない、5月7日(水)から11月30日(日)まで、函館駅18時48分発の森駅行き普通列車を砂原線経由から駒ヶ岳駅を経由するルートに変更。砂原線区間は列車を運休し、同区間で代行バスを運行する。