JR東海は9日、東海道本線の袋井~磐田間に新駅を設置する基本協定を、磐田市、磐田市新貝土地区画整理組合、磐田市鎌田第一土地区画整理組合との間で締結したと発表した。
新駅は、袋井駅から西に4.6キロ、磐田駅から東に3.2キロの地点に設置。予定地は、静岡県磐田市鎌田地区で、2019年度末の開業をめざす。構内は対向式ホームの2面2線とし、駅は橋上駅舎にする。在来線と新幹線が隣接する土地に新駅を設置するため、南北を結ぶ自由通路を設け、新幹線を越えた先に南口を開設する。交通広場、駐輪場、駅へのアクセス道路は、新駅開業までに整備する。今回の基本協定は、新駅設置の着手に関するもので、工事協定を2014年中に締結した後、2015年度には工事を始めるとしている。
JR発足後に静岡県内の在来線で新たに開業した駅は、1991年開業の豊田町駅、1998年開業の東静岡駅、2001年開業の愛野駅、2002年開業の長泉なめり駅がある。