JR西日本は16日、山陽新幹線の500系1両を改造し、「プラレールカー」にすると発表した。タカラトミー、パナソニックとのコラボレーション企画で、運転期間は2014年7月から2015年3月まで。
プラレールカーは、500系新幹線1編成の1号車を特別車両とし、タカラトミーの鉄道玩具「プラレール」の空間に改造するもの。1.8メートル四方のプラレールの大型ジオラマを設置するほか、プラレールで自由に遊ぶことができるプレイゾーンも設ける。プラレールの動力となる電池は、パナソニックの乾電池「エボルタ」を使用する。プラレールの「てっちゃん」、エボルタの「エボルタくん」、山陽新幹線の「カンセンジャー・ジュニア」の各キャラクターが並んだ記念撮影スポットや、子ども向けにアレンジした500系の運転台なども設置。車内には専任のアテンダントを配置し、子ども客向けにオリジナルのプラレールやシールを配布する。1号車の車内床面には、プラレールをデザイン。また、車両側面にはプラレールカーをイメージしたラッピングを施す。
プラレールカーの運転日は、2014年7月から2015年3月までの毎日の予定。対象列車は、「こだま730号」(博多駅6時33分発・新大阪駅11時14分着)、「こだま741号」(新大阪駅11時30分発・博多駅16時3分着)で、各列車の1号車をプラレールカーとして運転する。1号車は自由席の扱いで、プラレールカーの利用に特別な予約や切符は必要ない。