南海電気鉄道は15日、泉北高速鉄道を運営する大阪府都市開発の株式を取得し、子会社化することを発表した。
大阪府都市開発の子会社化にあたっては、南海電気鉄道が、大阪府都市開発の株主である大阪府、大阪瓦斯、関西電力、りそな銀行、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行から株式を取得する。取得価額は約756億円で、2014年7月1日(火)に株式譲渡がおこなわれる。南海は、大阪府都市開発の鉄道事業と物流事業に同社グループの知見と経験を移入し、南海グループ全体の企業価値を向上させたいとしている。
大阪府都市開発は、大阪府などが出資する第3セクター。南海高野線と直通運転をしている泉北高速鉄道の営業のほか、流通倉庫などを事業者に貸す物流不動産賃貸業を主に手がけている。