JR東日本新潟支社は19日、新潟~秋田間を結ぶ特急「いなほ」の定期列車を、2014年7月12日(土)からすべてE653系車両で運転すると発表した。
特急「いなほ」用のE653系車両は、E653系1000番台として、2013年9月28日に運転を開始した。485系車両に代わり、新潟~秋田間の「いなほ」1往復で運用を始め、2014年3月15日のダイヤ改正では、さらに4往復がE653系に置き換わり、485系は酒田~秋田間から退いた。485系は、新潟~酒田間の2往復で現在運用されているが、7月11日で退き、「いなほ」の定期列車はすべてE653系車両になる。加速性能のよいE653系の投入により、485系での運転と比べ、新潟~酒田間は最大2分短縮される見込み。
「いなほ」に485系車両が導入されたのは1972年。現在の運用車両は、485系1000番台と485系3000番台だが、今年7月11日で、同車両は「いなほ」での定期運用を終え、以後、臨時列車の一部での運転となる。これにより、JR東日本管内での485系車両による定期特急列車は、「北越」と「白鳥」のみになる。