JR東日本は26日、東京近郊区間に吾妻線の渋川~大前間を加えることを発表した。同線の中之条、長野原草津口、万座・鹿沢口の3駅でのSuicaサービス導入にあわせ、2014年10月1日初電から実施する。
JRの大都市近郊区間は、東京、仙台、新潟、大阪、福岡に設定されている。各近郊区間内のみを乗車券か回数券で利用する場合、乗車する経路に関わらず最も安くなる経路での運賃が適用される。
東京近郊区間に吾妻線全区間が加わることで、長野原草津口駅や万座・鹿沢口駅などの同線各駅と水戸方面との移動では両毛線、甲府方面では八高線を経由した運賃計算になる。
新たにICカード「Suica」に対応するのは、吾妻線の中之条、長野原草津口、万座・鹿沢口の3駅。ただし、Suicaエリアの駅とは異なり、今回の3駅ではSuicaカードの発売、払い戻し、再発行は行わず、3駅を含むSuica定期券も発売しない。
Suicaエリアと東京近郊区間の拡大は、ともに2014年10月1日(水)に実施する。