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京王、回生電力の貯蔵装置を導入

2014年5月30日(金)13時50分

回生電力貯蔵装置(導入後の運用イメージ)
回生電力貯蔵装置(導入後の運用イメージ)

京王電鉄は28日、列車がブレーキをかけた際に発生する電力を貯蔵する「回生電力貯蔵装置」を、相模原線堀之内変電所に設置すると発表した。2014年度中に運用を始める。

貯蔵装置は、日立製作所製で、リチウムイオン電池式。車両に搭載済みの回生ブレーキから生じる「回生電力」を同装置の蓄電池に蓄え、電車の走行用電力として供給する。電池の容量は2145キロワットで、電車の定格電圧1650ボルトの状態で、最大1300アンペアの電気を供給。京王相模原線の堀之内変電所に設け、2014年度中に運用を開始する。

ブレーキ時に発生した回生電力は現在、架線を通じて近くで走行中の電車に供給しているが、供給範囲が限られており、余った電力は熱にして放出している。貯蔵装置の導入により、近くに電車がいないために使用されなかった電力を貯めておくことが可能になり、回生電力の使用効率が上がる。

2014年5月30日(金)13時50分更新

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