JR東日本は4日、新造する豪華列車「クルーズトレイン」の車内イメージを発表した。
クルーズトレインは10両編成で、展望付き先頭車を2両、スイートルームを6両、ラウンジ車とダイニング車を1両ずつで構成する。先頭車2両には、前方、後方の眺めを楽しむための展望エリアを設ける。先端部、上部、側面に大きなガラス窓を設け、開放感を演出。窓に面したソファから、車窓を楽しめるようにする。客室はすべて個室で、全室にシャワー、トイレを設ける。客室がある6両のうち、1両は2室の「デラックスイートルーム」とし、バスタブも配置。メゾネットタイプとフラットタイプを1室ずつ設ける。メゾネットタイプは、階上を居室部分、階下を寝室部分とする2階構造で、いずれの階からも車窓が楽しめる。他の5両は、1両に3室のスイートルームを設け、15室とする。
デザインは、KEN OKUYAMA DESIGNの奥山清行氏が担当。「時間と空間の移り変わりを楽しむ列車」をコンセプトに、外観の基調色にゴールドを使用。ラウンジやダイニングエリアにも上質な演出を施す。
同社では、2014年6月下旬に、クルーズトレインの専用ホームページを開設。運行開始時期は、2017年春ごろを予定している。