JR北海道は11日、北海道新幹線に設ける3駅のうち、2駅の正式駅名を決定した。仮称駅名となっていた「奥津軽」は「奥津軽いまべつ」駅に、同「新函館」は「新函館北斗」駅とする。
駅名が決まった新駅は、海峡線の津軽今別駅付近(青森県今別町)に設置する「奥津軽いまべつ」(おくつがるいまべつ)駅と、函館本線の渡島大野駅付近(北海道北斗市)に設置する「新函館北斗」(しんはこだてほくと)駅。すでに駅名が決定している木古内駅をあわせて、北海道新幹線の駅は、南から順に、新青森駅、奥津軽いまべつ駅、木古内駅、新函館北斗駅となる。
新函館北斗駅の駅名をめぐっては、函館市が「新函館」、北斗市が「北斗函館」を主張。両市ともに譲らず、同社が北海道に意見を聞く形で決めた。北海道は「新函館」と「北斗」の両方を駅名に用いるよう提案したという。
同社は、新駅とあわせて、信号場の正式名称も明らかにした。新青森~奥津軽いまべつ間に設ける信号場は、仮称のままで、新中小国(しんなかおぐに)信号場に。北海道知内町に設置する湯の里信号場(仮称)は、湯の里知内(ゆのさとしりうち)信号場に決定した。
北海道新幹線は、北海道初の新幹線で、2005年5月に着工。2016年春の新青森~新函館北斗間の開業に向け、現在工事が進んでいる。