西武鉄道は11日、池袋線の池袋駅をリニューアルすると発表した。2016年3月の完成をめざし、約61億円をかけて実施する。
西武池袋駅のリニューアル工事は、同駅の内外装を一新するもので、1階と地下1階の改札内外全体が対象。案内カウンターや特急券・定期券売り場の全面改装、特急専用改札口の集約、LCD式列車案内表示器の導入、駅事務室の改修をおこなうほか、授乳室の新設、トイレの全面リニューアルも実施する。
明治通りに面する1階東口エントランスは、曲線と柔らかい照明を使いつつ、同駅の存在感を強調。他社線との乗り換え客が通る1階と地下1階のコンコースには、西武池袋駅のエリアをより明確にするデザインを施す。コンコースの照明は、時間帯によって雰囲気を変えられる調光システムを導入。1階コンコースには、待ち合わせスポットを想定した空間広場を設ける。また、構内の柱の一部には、秩父や飯能に代表されるイメージをもとに自然素材を採り入れる。
工事は、2014年5月に開始。約61億円をかけ、2016年3月までおこなう。