南海電気鉄道は18日、同社が経営するレジャー施設「みさき公園」に、子ども向けの鉄道体験施設を開設すると発表した。開業時期は、2014年秋。
鉄道体験施設は、同社としては初めて開設するもので、総事業費は約1.5億円。テント構造の施設とし、床面積は約480平方メートル。10000系特急用車両「サザン」や通勤用車両など実際に使われたカットモデルを展示するほか、50000系特急用車両「ラピート」の模型を設置。同模型には、運転シミュレーターを設け、運転士体験ができるようにする。実車を使った車掌体験や、本物の踏切施設を使用した交通教育もおこなう。
展示物や入館料金などの詳細は今後決定し、鉄道体験施設の名称は公募で決める。名称の募集期間は、2014年6月23日(月)から7月9日(水)まで。ハガキで受け付け、7月下旬に発表する。同施設は、2014年秋に開業する予定。
みさき公園は、同社経営のレジャー施設で、所在地は大阪府岬町。1957年の同公園開業にあわせて、最寄り駅の駅名を「南淡輪」から公園名と同じ「みさき公園」駅に変更した。