JR北海道は9日、散水列車の運転を取りやめることを発表した。
散水列車は、2000年度から岩見沢~札幌間と白石~島松間で、レールの保守のために運行する列車。走行しながらレールに散水することで、レール温度の上昇に伴う運転規制やレールの張り出し等を防ぐことを目的としていた。
運転を取りやめる理由として、同社は、バラストの管理やレールの張り出し管理を徹底したこと、散水によるレール温度低下時間が1時間から1時間30分程度と効果が限られていることを挙げている。
2000年度以降の散水列車の運行回数は、14年間で計19回。昨年は散水列車を運行する基準を満たさず、1回も運転していなかった。