京阪電鉄は6月27日(金)から、現在の3000系特急用車両の形式番号を、8000系に変更する。
中之島線に乗り入れる快速急行用車両を3000系として新造するためで、現行の3000系1編成(3505-3055編成)8両は、8000系の車両番号に編入する。これにより、2ドア・クロスシートの同社の特急用車両は、すべて8000系となる。
京阪電鉄では、現3000系の3505-3055編成としての運転期間が残りわずかになったことから、15日(日)から24日(火)まで、該当編成に「3505-3055編成ファイナル!」のヘッドマークを掲出して運転している(19日と23日のぞく)。
3000系は昭和46年に特急用車両としてデビューし、昭和48年までに58両が製造された。世界初の自動座席転換装置、日本初のカラーテレビが設置された車両として有名。平成元年からの8000系特急車投入に伴い順次廃車し、一部は大井川鉄道や富山地方鉄道へ譲渡された。最後に残った1編成(3505-3055編成)は、平成7年に8000系と同等に性能・車内を整備し、1両をダブルデッカーに改造。平成10年に特急を8連化するのに合わせて、8両編成化された。