神戸新交通は12日、ポートアイランド線に2編成12両の車両を増備すると発表した。導入時期は、2016年春。新車両の導入は、輸送力を増やし、混雑の緩和を図るのがねらい。
増備する車両は、川崎重工業が製造。現行のポートライナー用2000形車両をベースに、乗降口の混雑緩和のための座席配置の変更、聴覚・視覚面でのサポートとなるドア開閉時の案内の充実、室内灯、予備灯、前照灯のLED化などを行う。
当初予定よりも1年早め、2016年春の運転開始をめざす。新車両の運転開始にともない、平日の8時~9時の運転本数を23本から28本に増やし、三宮駅での同時間帯の運行間隔を2分23秒から2分10秒に縮める。1時間あたりの輸送人数は、現在の1万350人から1万2600人にする。