鉄道コム

台風や大雨により利用減少、お盆のJR利用

2014年8月19日(火)20時24分

JRグループ
JRグループ

JRグループ旅客会社は18日、お盆期間中の主要路線の利用状況を発表した。台風11号や大雨の影響で、在来線を中心に前年を下回る路線が多くなった。

お盆の集計対象期間は、2014年8月8日(金)~17日(日)の10日間。

新幹線では、JR東日本の5つの新幹線があわせて約393万人(前年比約103%)、東海道新幹線が約354万人(同100%)、山陽新幹線が約186万人(同100%)、九州新幹線が約37万人(同102%)。山形新幹線は大雨による8日の運休が影響し、前年比約96%となった。一方、秋田新幹線は、大雨で運休した前年と比べて約143%、2012年と比べても約104%と、回復した。

在来線の特急列車では、JR北海道の主要4線区が約34万人(前年比約103%)、JR東日本エリアの主要線区が約110万人(同98%)、JR東海エリアが約16万人(同76%)、JR西日本エリアが約87万人(同91%)、JR四国エリアの主要4線区が約41万人(同87%)、JR九州の主要2線区が約45万人(同100%)だった。7月の大雨による影響で運転を見合わせていた中央本線の「しなの」は、お盆期間前に運転を再開したものの、利用が少なく前年比約61%となった。また、9日に三重県全域で大雨が降った影響で、紀勢本線の「南紀」は前年比約73%、12日まで台風の影響で一部不通だった土讃線は、同線を通る「南風」「しまんと」が同67%、お盆期間終盤に近畿北中部で大雨が降った影響で、山陰本線の「きのさき」「まいづる」などは同67%と落ち込んだ。一方、室蘭本線の「スーパー北斗」などは、脱線事故の影響で運休していた列車本数が通常に戻り、前年比約115%と利用が回復した。

ピークは、下りが8月13日(水)、上りが8月16日(土)~17日(日)となり、集中傾向に戻った。

2014年8月19日(火)20時38分更新

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

  • 札幌市営地下鉄タッチ決済乗車実証実験開始[2025年春]
  • 蒲須坂駅・郵便局窓口業務一体化[2025年春頃]
  • 山陽電気鉄道カードタッチ決済乗車サービス提供開始[2025年春]
  • 京王井の頭線自動運転実証実験開始[2025年春]

鉄道コムおすすめ情報

画像

ラストランは2月10日

「青胴車」5001形は2月10日にラストラン。引退前の「乗車会」開催や、引退記念グッズ発売も。

画像

「T4編成」展示へ

1月で引退の「ドクターイエロー」T4編成、先頭車がリニア・鉄道館で保存へ。6月に展示開始予定。

画像

幻の東京圏「改良計画」とは?

1950年代の国鉄は、東京圏を今と違った形に改良する計画を持っていました。その中身とは?

画像

「サステナ車両」5月デビュー

元小田急の西武8000系が、車両基地を出場。デビューは2024年度末から2025年5月末に変更。

画像

撮影スタイルとレンズ選び

撮影スタイルにあったレンズ選びについて、プロカメラマンが解説! 今回は、標準~望遠・超望遠レンズ編です。

画像

1月の鉄道イベント一覧

2025年も鉄道コムをよろしくお願いします。1月の計画立案には、イベント情報をどうぞ。

画像

イベント投稿写真募集中!

鉄道コムでは、臨時列車や基地公開など、さまざまなイベントの投稿写真を募集中! 投稿写真一覧はこちら。