鉄道コム

常磐線の電線に無線式センサを導入、JR東

2014年9月10日(水)18時17分

JR東日本は10日、変電所からの電流を電車に送る電線「き電線」の接続金具に、無線式の温度センサを導入すると発表した。2015年4月に、常磐線の北千住~我孫子間で先行導入する。

新たに導入する無線式センサは、き電線の温度を測定し、測定値を無線で送る装置。送信されたデータは、携帯型データ収集装置(リーダ)を使い、走行中の列車の車内で係員が収集できる。現在は、き電線の接続金具をサーモカメラで実地検査する方法がとられているため、無線式センサの導入により、作業効率が向上し、温度を計測する頻度が高まる。き電線の劣化状態を細かく把握できるようになり、故障予兆の検知、状態基準保全(CBM)に基づく設備メンテナンスの実現につながるが可能になる。

同社では、今回のセンサを常磐線の北千住~我孫子間で先行導入。2015年4月に使用を始めた後、検証を行い、他線区への導入を検討するとしている。

2014年9月10日(水)18時17分更新

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

  • 札幌市営地下鉄タッチ決済乗車実証実験開始[2025年春]
  • 蒲須坂駅・郵便局窓口業務一体化[2025年春頃]
  • 山陽電気鉄道カードタッチ決済乗車サービス提供開始[2025年春]
  • 京王井の頭線自動運転実証実験開始[2025年春]

鉄道コムおすすめ情報

画像

ラストランは2月10日

「青胴車」5001形は2月10日にラストラン。引退前の「乗車会」開催や、引退記念グッズ発売も。

画像

「T4編成」展示へ

1月で引退の「ドクターイエロー」T4編成、先頭車がリニア・鉄道館で保存へ。6月に展示開始予定。

画像

幻の東京圏「改良計画」とは?

1950年代の国鉄は、東京圏を今と違った形に改良する計画を持っていました。その中身とは?

画像

「サステナ車両」5月デビュー

元小田急の西武8000系が、車両基地を出場。デビューは2024年度末から2025年5月末に変更。

画像

撮影スタイルとレンズ選び

撮影スタイルにあったレンズ選びについて、プロカメラマンが解説! 今回は、標準~望遠・超望遠レンズ編です。

画像

1月の鉄道イベント一覧

2025年も鉄道コムをよろしくお願いします。1月の計画立案には、イベント情報をどうぞ。

画像

イベント投稿写真募集中!

鉄道コムでは、臨時列車や基地公開など、さまざまなイベントの投稿写真を募集中! 投稿写真一覧はこちら。