JR九州は18日、久大本線の日田駅をリニューアルすると発表した。
日田駅のリニューアル工事は、2015年7月に始まる「おんせん県おおいたデスティネーションキャンペーン」に先駆けて行うもので、大分県の県産材である日田杉を全面的に使用。駅舎の1、2階の窓には日田杉の格子を採り入れるほか、床には日田杉のフローリング、天井には日田杉のルーバーを設ける。駅舎の外装は、ダークグレーを基調とし、古くからの歴史的な町並みや伝統文化との調和を図る。駅舎のデザインは、同社の観光列車などを手がけた水戸岡鋭治氏が担当。駅舎内では、杉の香りが漂うようにする。
リニューアル工事は、2015年3月に完成する予定。2階建て鉄筋コンクリート造りの駅舎を1972年から使っていたが、全面的にリニューアルすることになった。