JR東日本と西日本は3日、北陸新幹線の長野~金沢間の開業に先だち、同新幹線の特急料金の上限について、国土交通大臣に認可申請した。
両社が申請した北陸新幹線の特急料金は、いずれも大人普通車指定席で、東京~金沢間6780円、東京~富山間6250円、長野~金沢間4960円、金沢~富山間2360円など。運賃と合わせた金額は、東京~金沢間1万4120円、東京~富山間1万2730円、長野~金沢間8960円、金沢~富山間3330円としている。東京~金沢間は現在、上越新幹線と特急「はくたか」を乗り継いだ場合、普通車指定席が1万3050円。北陸新幹線では1070円高くなるが、所要時間は最速で1時間23分の短縮になる。
北陸新幹線のグリーン料金、ファーストクラスに相当する最上級席「グランクラス」の料金は、認可が下りた後、届出により設定。東京~金沢間では、グリーン料金を5150円、グランクラス料金を1万3370円とする。また、大人普通車自由席では、特定特急料金を長野~金沢間で新設。長野~飯山間、新高岡~金沢間など、隣り合う駅間では、特急料金を一律860円とし、届出により設定する。東京~長野間の各料金は据え置く。