JR西日本は7日、北陸新幹線の長野~金沢間の開業に合わせて新設する、金沢発着の特急列車の列車名を発表した。金沢~和倉温泉間の特急は「能登かがり火」、金沢~福井間の特急は「ダイナスター」となる。
金沢~和倉温泉間の列車名「能登かがり火」は、キリコ祭りをはじめとする火や灯りにまつわる夏祭りが能登地方に多いことから命名された。火と結び付いた能登の幻想的な風景や、かがり火の燃え盛る勢いをイメージしている。新しい特急は、七尾線の和倉温泉とIRいしかわ鉄道の金沢駅とを結ぶ列車として、1日5往復する。
金沢~福井間の列車名「ダイナスター」は、福井県立恐竜博物館など、同県の観光資源として恐竜の人気が高いことから命名された。恐竜の英訳「ダイナソー」(dinosaur)に、地元の期待を表す意味での「スター」を組み合わせている。新しい特急は、北陸本線の金沢~福井間を結ぶ列車として、1日3往復する。
両特急列車とも、大阪駅と北陸方面とを結ぶ現行の特急「サンダーバード」の681系・683系車両が使用される。北陸新幹線の長野~金沢間が開業する2015年3月14日(土)に運転を始める。