JR東日本水戸支社は17日、常磐線内郷駅の駅舎を改築すると発表した。
改築は、現駅舎の老朽化にともなうもので、設計コンセプトは、「遺構こみち~地域の歴史と遺構を想う駅~」。駅舎は木造平屋建ての箱型とし、常磐炭鉱の産業遺構を連想させる石造りを模した壁を広場側に設ける。駅舎と壁の間には「こみち」を作り、回遊できる空間を確保。歴史と遺構を感じられるようにする。工期は、2014年11月上旬から2015年3月までの予定。
内郷駅は、いわき駅と湯本駅の間に位置する駅で、1897年に開業。開業時は綴(つづら)駅だったが、1956年に内郷駅に改称した。2013年度の1日平均の乗車人員は1157人となっている。