鉄道コム

上郡~三原間に新運行管理システムを導入、JR西

2014年10月30日(木)12時19分

CTC装置導入区間
CTC装置導入区間

JR西日本は29日、山陽本線上郡~三原間で、新たな運行管理システムを導入すると発表した。使用開始時期は、2016年春。

導入する運行管理システムは、列車集中制御「Centralized Traffic Control」の略称から「CTC」と呼ばれる装置や、列車のダイヤ情報をもとに自動的に表示や放送を行う旅客案内装置など。CTC装置は、山陽本線の上郡~三原間のうち、両端の上郡駅、三原駅を除く約144キロの区間で導入する。同区間には、貨物駅の西岡山駅を含む30駅があり、導入後は、駅で行っていた運転状況の監視や列車進路の制御をCTCセンターで一括して行うようにする。CTCでは、信号機の制御状態、列車番号、列車位置情報などを把握。ダイヤ乱れの早期回復を可能にするほか、保守作業時の列車運行状況の確認もシステム化し、工事の安全性、効率性を高める。また、旅客案内装置の導入により、駅係員が対応していた列車接近などの案内放送を自動で行うほか、ダイヤが乱れた際の列車の遅れ状況の案内も自動化。山陽本線の瀬戸~糸崎間と赤穂線の西大寺駅では、放送と発車標による案内表示を自動で行うようにする。同装置の設置工事は、関係各駅で今後進める。

新しい運行管理システムの使用開始時期は、2016年春の予定。

2014年10月30日(木)12時19分更新

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

  • 神戸市西神車庫廃止[2025年度初頭]
  • リニア・鉄道館ドクターイエローT4編成展示開始[2025年6月頃]
  • 超電導リニアL0系 改良型試験車「M10」投入[2025年夏]
  • 舞浜リゾートライン二次元コード乗車券導入[2025年夏以降]
  • 東急大井町線各駅停車用6020系導入[2025年夏以降]
  • 伊予鉄道ICい~カードサービス終了[2025年9月]
  • 京阪電気鉄道運賃改定[2025年10月1日(水)]

鉄道コムおすすめ情報

画像

東上線に新型「90000系」

「今までにない印象に残る大胆な先頭形状」を採用。9000系置き換え用に2026年デビュー。

画像

京王本線ではない理由とは?

京王の本線格となる路線は、「京王本線」ではなく「京王線」。この路線名となっている理由を探ります。

画像

違う車両のエキスポライナー

323系による特別使用車が使われれると発表されていた「エキスポライナー」。しかし平日朝には別の形式が使用されています。

画像

実は特殊仕様の中央グリーン車

中央線快速に導入されたグリーン車は、実は他路線の車両とは異なる特殊仕様。その中身とは?

画像

「元新京成車」扱いどうなる?

4月1日の京成電鉄と新京成電鉄の合併後、元新京成車はどうなる? 京成に取材しました。その将来の分析も。

画像

3月の鉄道イベント一覧

ダイヤ改正の3月到来。鉄道旅行や撮影の計画は、鉄道コムのイベント情報で。

画像

イベント投稿写真募集中!

鉄道コムでは、臨時列車や基地公開など、さまざまなイベントの投稿写真を募集中! 投稿写真一覧はこちら。