三菱重工業は7日、米国フロリダ州のタンパ国際空港(Tampa International Airport)向けに、新交通システム(Automated People Mover)の建設工事を受注したと発表した。今回の受注で、フロリダ州の主要空港すべてに同社のシステムが導入されることになった。
同空港は、1970年代に世界で初めてターミナル間を結ぶ新交通システムを導入した空港。近年はターミナルの近代化およびレンタカー施設の建設を計画しており、両施設を結ぶ新たな路線の建設が急務となっていた。三菱重工業は、両施設を結ぶ計2.3キロの路線システムを整備し、車両計12両を供給するほか、営業運転開始後5年間にわたり、路線システムの運行・保守を行う。
納入時期は2017年の予定。