JR北海道は12日、江差線の急カーブ区間において追加の安全対策を行うと発表した。関係自治体からの要望を受けて実施する。
江差線ではここ3年で3回の脱線事故が生じており、同社は当面の対策として、軌道変位に対する管理を強化している。今回の安全対策では、長期的なリスク低減を目的として「設定カントの低減」を実施する。対象区間は五稜郭~木古内間で、半径400メートル以下の曲線カント(内軌と外軌の高低差)を最大80ミリ程度に設定する。
工期は2015年度~2016年度の2年間で、工費は約1億5000万円。