日立製作所は13日、英国都市間高速鉄道計画(IEP)向けに納入する予定の車両を公開、発表した。
今回納入を予定している車両は「Class 800」シリーズ。1編成5~12両で、最高運転速度は時速201キロ(設計最高速度は時速225キロ)。車両長は26メートルで、車両幅は約2.7メートル。乗客定員は5両編成が315席、9両編成が627席。内装設備としては、車椅子対応トイレとスペース、CCTV、乗客情報システム、乗客用Wi-Fi、座席予約のディスプレイ、自転車収納スペース(セキュリティロック付き)、フルキッチンとケータリングサービスを備える。
同車両は、電化区間と非電化区間の両方で走行できるよう、車両の床下にディーゼルエンジン付き発電機を装備している。電化区間が拡大された際の運用変更が容易に行えるように、発電機は取り外し可能となっている。
同車両による旅客鉄道輸送サービスは、グレート・ウェスタン本線(GWML)では2017年、イースト・コースト本線(ECML)では2018年に開始される予定。