JR東日本仙台支社は27日、「走るカフェ」をコンセプトとする観光列車「フルーティア」を新たに導入すると発表した。磐越西線の郡山~会津若松間で、2015年4月下旬以降に運転を始める。
観光列車「フルーティア」は、2015年春の「ふくしまデスティネーションキャンペーン」にあわせて導入。「走るカフェ」をコンセプトに、719系電車2両を改造し、カフェカウンター車両と座席車両を1両ずつ設ける。愛称の「フルーティア」は、果物の「FRUIT」、お茶の「TEA」を組み合わせて命名。福島県が各種フルーツの産地で、車内でフルーツを使ったオリジナルスイーツを提供することからFRUITと、カフェのイメージからTEAを用いた。車両外観は、赤と黒を基調とし、赤瓦や黒漆喰壁などを表現。車内デザインは、明治・大正時代の近代建築や会津塗の持つ質感をベースにする。定員は36人。座席車両では、全ての席で車窓と飲食を楽しめる配置にする。
フルーティアは、2015年4月下旬以降に運転を開始。磐越西線の郡山~会津若松間で、土曜、休日を中心に運転する。