JR西日本は9日、北陸本線の美川~小舞子間、明峰~小松間に防風柵(さく)を新設すると発表した。完成予定時期は2016年6月。
新たに防風柵を設置するのは、北陸本線の橋りょう部で、美川~小舞子間の手取川橋りょう約0.9キロと、明峰~小松間の梯川(かけはしがわ)橋りょう約0.5キロ。それぞれ橋りょうの海側に設け、日本海側からの季節風など強風に備える。新設する防風柵は、高さ2メートルで、風の遮へい率は60パーセント。北陸新幹線との接続列車など、列車の安定性を確保するのがねらい。
防風柵の完成予定時期は、2016年6月。完成後は、加賀笠間~粟津間における運転規制値の見直しも行い、各橋りょう上での海側からの強風による運転見合わせについては、風速25メートル以上から同30メートル以上に緩和する。