近畿車輛は11日、同社の米国子会社「Kinkisharyo International, L.L.C.」(KILLC)が、ロサンゼルス郡都市交通局にLRV先行車1編成(2両1編成)を納入したと発表した。
KILLCは2012年8月、ロサンゼルス郡都市交通局とLRVベース車78編成を納入する契約を締結。同契約には4次にわたるオプションが付属し、計157編成の追加発注が計画されている。全てのオプションを含めると、納入する車両は計235編成、受注総額は約8億9000万ドルとなる見込み。2013年には、1次および4次のオプション97編成を、総額3億6000万ドルで受注した。
量産車の納入は2015年に開始し、2019年に完了する予定。
今回の案件は米国での新規雇用創出が入札の条件とされていたこともあり、車両の内外装の設置に関する全工程は米国内の工場にて行われる。構体組立と台車枠製作は、従来と同じく日本にて行われている。