JR四国は22日、2015年春、「アンパンマントロッコ」をけん引している車両を改装し、21両目のアンパンマン車両を運転開始すると発表した。
改装の対象車両はキハ185-26号。車内デザインのコンセプトは、運転区間の瀬戸大橋や瀬戸内海をキーワードに、「海・海辺」をイメージ。座席はウレタン素材の対面ベンチとし、センターテーブルを設置する。本棚を設け、アンパンマン関連書籍の無料貸し出しのサービスも実施する。外装は、瀬戸大橋線の車窓から見える島々を「それいけ!アンパンマン」の世界に取り入れたデザインとする。アンパンマントロッコ車両の外装もあわせて変更し、「森」をイメージしたデザインとする。
アンパンマントロッコは、2006年10月、瀬戸大橋トロッコとして運転していた「シースルートロッコ」を改造した車両。窓枠がなく、車外の景色が楽しめる車両として人気を集めているが、雨天・悪天候などでトロッコ車両に乗車できない場合があった。今回、トロッコ車両をけん引している車両をアンパンマン車両に改装することで、天候や運転区間に関わらずアンパンマン列車を楽しむことが可能となる。
今回の改装にともない、座席種別が「普通車指定席」から「グリーン車指定席」に変更され、現行の料金から大人460円、子ども720円値上げする。