東京急行電鉄は9日、東横線、田園都市線、大井町線の全駅にホームドアを設置すると発表した。未設置の60駅を対象に、2020年の設置完了を目標に進める。
同社が新たに全線でホームドアを整備するのは、東横線、田園都市線、大井町線。設置済みの東横線の渋谷駅、中目黒駅、学芸大学駅、大井町線の大井町駅を除く60駅に対し、2020年までに順次設置する。一部の駅では、昇降式ホームドアの導入を検討する。2014年度は代官山駅、武蔵小杉駅、横浜駅、2015年度は菊名駅、新丸子駅、溝の口駅などでの設置を予定。同社では、田園都市線で運用中の6ドア車45両を4ドア車に置き換え、車両のドア位置を統一するとしている。
同社の他の路線では、目黒線の全13駅にホームドア、池上線と東急多摩川線の全22駅にセンサー付き固定式ホーム柵が設置済み。東横線、田園都市線、大井町線でのホームドア設置が完了すると、こどもの国線と世田谷線を除く全駅で、ホームドアやホーム安全柵が整備されることになる。