日本信号は20日、ブラジル・サンパウロ地下鉄6号線の信号システムを、2014年12月26日(金)に三菱重工業より受注したと発表した。
三菱重工は、ブラジル・サンパウロ地下鉄6号線の建設・運営事業体であるムーブ・サンパウロ社から全自動無人運転の鉄道システム建設プロジェクトを受注。日本信号はその信号システムを担当する。
ブラジル・サンパウロ地下鉄6号線は、サンパウロ市中心部から北西部の人口密集地に延びる全長15キロ、15駅の路線で、一日当たり63万人の利用が見込まれている。同社は本プロジェクトの信号システムを担当し、運行管理装置、電子連動装置、自動列車防護装置等を納入する予定。自動列車防護装置には、同社製CBTC(Communication Based Train Control)のSPARCSを納入する。これは、軌道回路等の閉塞によらず、無線により地上車上間で大容量データを通信し、列車を制御及び防護するシステム。
同社は今後も関連する官民団体と協力し、鉄道インフラシステムのビジネス展開を進めていくとしている。