JR西日本は28日、特急「サンダーバード」の車両をリニューアルすると発表した。北陸新幹線金沢開業にあわせた取り組みで、リニューアル車両は2015年秋ごろから2018年度末にかけて順次投入する。
車両のリニューアルは、特急「サンダーバード」で使用する681系・683系の全車両が対象。外観は、現行のホワイトの車体色とブルーのラインを再塗装したうえで、大きな窓をより強調したカラーリングに。車体側面には、「サンダーバード」をモチーフにしたシンボルマークを新たに入れる。車内設備では、グリーン車の座席をより座り心地のよいタイプにするほか、普通車の座席はブルーを基調とした最新デザインに変更。グリーン車の全席と普通車の出入口付近の座席では、モバイル用のコンセントを全編成で利用できるようにする。グリーン車などのトイレには、同社の在来線では初めてとなる温水洗浄機能付き暖房便座を導入する。
「サンダーバード」のリニューアル車両は、2015年秋ごろから2018年度末にかけて順次投入。同社では、車両のリニューアルのほか、金沢駅以西の同特急停車駅の設備の充実として、各停車駅の改札口付近での運行情報ディスプレイの新設、一部の停車駅での発車標の増設なども行う。