JR西日本は19日、2017年春に導入予定の新しい豪華寝台列車の名称を「瑞風」(みずかぜ)に決定したと発表した。ロゴマークのデザインも明らかにした。
導入する豪華寝台列車の名称は、みずみずしさや、めでたさを表す「瑞」と、新しい列車を「風」にたとえ、「瑞風」と命名。名称の由来を「美しい瑞穂の国を風のように駆け抜ける列車」とした。2015年3月に引退する寝台特急「トワイライトエクスプレス」の伝統を継承する列車と位置付け、サブタイトルに「TWILIGHT EXPRESS」を設定。ロゴマークは、グリーンを基調に、瑞風(MIZUKAZE)の頭文字のMを沿線の山並みに見立ててデザインし、Mの下部には、トワイライトエクスプレスの象徴である天使のイラストを入れた。
同社は、「瑞風」の車内で提供する料理の監修者も今回明らかにした。車内で調理するトワイライトエクスプレスの伝統を引き継ぎつつ、朝、昼、夜の各食事を提供するという。
「瑞風」は、客室車が6両、食堂車とラウンジカーが各1両、展望スペース付き先頭車が2両の計10両で運転。車両外観は、緑色を基調とする。京阪神と山陰・山陽エリアを周遊する列車として運転し、電化、非電化の両区間で運転できるよう、ハイブリッド方式の動力を採用する。運行開始時期は、2017年春を予定している。