東京メトロは23日、銀座線の7つの駅のリニューアルデザインを決定したと発表した。
リニューアルのデザインを決定した駅は、銀座線浅草~神田間の7駅。「下町エリア」の駅として、7駅を対象にデザインコンペを行い、コンペ入賞作品などを参考にしたうえでデザインを決めた。同エリアのデザインコンセプトは、「土地の記憶」。リベット柱、壁面タイルなど、開業当時の構造体を用いるとともに、下町の特徴を出すための素材を採り入れる。また、各駅のデザインコンセプトを設定し、7駅それぞれの個性や、駅周辺の文化・歴史的要素をデザインに活かす。駅のコンセプトは、浅草駅が「祭りの街」、田原町駅が「道具の街」、稲荷町駅が「佇む街並み」、上野駅が「美術館のある街」、上野広小路駅が「上品な横丁」、末広町駅が「電気の街」、神田駅が「昭和のオフィス街」。リニューアル工事は、2015年から順次着手し、2020年の東京オリンピック・パラリンピックまでに完了させる。
同社は、今回の7駅を含め、銀座線全駅のリニューアルを実施するとしている。