日本車輌製造と住友商事は3日、インドネシア・ジャカルタ特別州が出資するMRTジャカルタ社から、同国初の地下鉄「ジャカルタ都市高速鉄道(MRT)南北線」向けに、地下鉄車両96両を約130億円で受注したと発表した。
ジャカルタ都市高速鉄道南北線は、ジャカルタ南部・レバブルスから同国中心部・ブンダランホテルインドネシア間を結ぶ15.7キロの路線。受注した車両は16編成(1編成6両)、96両。アジア向け輸出促進のために日本の官民で策定された都市鉄道システムの標準仕様「STRASYA」(STandard urban RAilway SYstem for Asia)に準じて製造される。納期は185週間(約3.5年)。インドネシアでは約20年ぶりの日本製新造車両の輸入となる。
同国内の他の都市でも鉄道網を新設する計画があり、両社は引き続き同市場における鉄道車両シェアの拡大を図っていくとしている。