大阪市交通局は12日、南港ポートタウン線に、新型車両200系を導入すると発表した。
導入する200系は、南港ポートタウン線のニュートラム用車両で、2016年度に4両編成7本を導入。7本は外観のカラーを全て異なるものとし、ピンク、レッド、オレンジ、イエロー、グリーン、ブルー、パープルの7色とする。外観は、「南港ポートタウンの公園で元気に走り回る子どもをイメージさせる」デザインとし、車両先頭の前照灯や連結器の部分が人の顔に見えるように配置。前面の車体形状や窓は丸みを持たせたデザインにする。車内のデザインは、南港の自然がテーマ。内部のカラーリングは、桜のピンクと公園のグリーンの2種類とし、床面や手すりなどの基調色として使う。床面は、ホームの高さに近づけ、乗降時の段差を減らすほか、通路幅も拡張。車内設備としては、大型窓、LED間接照明、多言語表示の行先案内表示器を設ける。また、車両と地上設備との間の情報伝達方式のデジタル化、モニタリング機能の充実などで、安全性を高めるほか、省エネ機器を採り入れ、消費電力量を従来車両と比べ約40パーセント削減する。
新型車両200系は、2016年4月から順次導入。南港ポートタウン線の新型車両導入は、1991年に運転を開始した100A系以来、25年ぶりとなる。