大阪市交通局は25日、地下鉄車両の車内デザインを順次リニューアルすると発表した。
車内デザインのリニューアルは、同局の地下鉄車両131編成のうち、86編成が対象。長堀鶴見緑地線、堺筋線、中央線、御堂筋線、谷町線の順に行い、各路線の特徴、沿線の魅力、路線ごとのカラーイメージを取り入れる。長堀鶴見緑地線車両では、床、乗降ドア、吊り手のほか、車両外観の一部に「さくら色」を採用。堺筋線車両では、動物を用いたデザインを仕切り戸などに入れる。中央線車両では、床の基調色をグリーンにするほか、乗降ドアや座席仕切り部に魚が泳ぐデザインを使用。御堂筋線車両では、床や連結部のドアに赤色を使い、乗降ドアにイチョウ柄、座席仕切り部に木目柄をそれぞれ入れる。
同局では、地下鉄車両の寿命を40年と設定し、その中間にあたる約20年でリフレッシュ改造を実施。車内デザインのリニューアルは、同工事にあわせて行う。リニューアル車両による最初の車両は、2015年7月下旬ごろに、長堀鶴見緑地線に導入。以降、堺筋線、中央線、御堂筋線、谷町線の順に投入する。