JR西日本は26日、2015年10月に七尾線に導入する観光列車「花嫁のれん」の内装デザインとロゴマークを決定したと発表した。
花嫁のれんの内装デザインは、車両ごとにコンセプトを設定。1号車はくつろぎの旅を楽しめる空間、2号車はにぎやかに旅を楽しめる空間とし、車両全体では「北陸の和と美」が感じられるものにする。1号車に設ける8つの半個室には、「桜梅」、「撫子」、「扇絵」、「鉄線」など、個室ごとに異なる友禅の絵柄をデザイン。2号車は、イベントスペースをはじめ、車内各所を輪島塗で使われる題材で装飾する。また、1号車の通路には日本庭園の飛び石をイメージしたじゅうたんを敷き、2号車の通路は流水のイメージのデザインにする。
花嫁のれんのロゴマークは、伝統工芸「加賀水引」がモチーフ。花嫁のれんで使われる文様を水引が囲むデザインで、水引は淡路(鮑)結びを表現した。同社は、水引の互いの輪が結び合う形から、北陸への旅が「仲良く和やかで楽しい旅」になるとの思いを込めたとしている。