日本信号は9日、インド共和国タミルナドゥ州チェンナイ市で、同州初となる「チェンナイメトロ」が開業し、7駅(133通路、券売機36台)にて日本信号製の自動出改札システムの運用を開始したと発表した。
今回運用を始めた駅は、チェンナイメトロと同社が2011年3月に締結した契約の第一期部分となる。今後は第2期、第3期の開業を経て、2016年秋頃には全32駅(426通路、券売機139台)で運用を開始する予定。
日本信号は、駅における自動出改札機、自動券売機から中央サーバーまで全てのシステムを一括して納入する。再利用可能な非接触型ICカードおよびトークンを乗車券媒体として用いることにより、保守費の低減と環境負荷低減を実現するほか、中央精算システムを有し、バス、他鉄道事業者(最大32運営業者)などとの相互利用も可能となっている。
日本信号はチェンナイメトロへの提供を契機として、海外市場に向け同システムを含むトータルソリューションを提供していくとしている。